主催者挨拶

第40回 脳神経外科国際学会フォーラムにようこそお越しくださいました。 海と空の広がる淡路の地で、まだ出会ったことのない人々が集い、 共に学び、未来へと歩み出すひとときを迎えられることを、 心から嬉しく思います。

学会とは、不思議な場です。見知らぬ人同士が言葉を交わし、 その響き合いの中から新しい物語が生まれていきます。 その一瞬一瞬が、私たちの明日を形づくり、 時には人生の方向さえ変えてしまうことがあります。

英語での発表は、多くの脳神経外科医にとって緊張を伴う挑戦です。 しかし、伝えたいという思いこそが最も大切であり、 その思いを英語という器にのせることで、 母国語とはまた違う強さと広がりを持つことができます。 本フォーラムは、その挑戦を分かち合い、 互いに学び合う場でありたいと願っています。

AIによる通訳はめざましい進化を遂げ、 すでに私たちの日常に深く入り込んでいます。 その一方で、人の声には、感情や文化の色合い、 ちょっとした間合いといった、数値化できない温もりがあります。 今回は、AIと人との協働が切りひらく未来について、 ともに思いを巡らせていただきます。

医療の現場は日々変わりゆき、私たちに試練を与え続けます。 しかし、出会いがもたらす力は、 その困難を越えて進む勇気を私たちに与えてくれます。 本フォーラムと研修会が、 皆さまにとって新しい景色をひらく場となることを願ってやみません。

第40回 日本脳神経外科国際学会フォーラム
第39回 日本脳神経外科同時通訳夏季研修会
会長 原 淑恵 (Yoshie HARA)
兵庫県災害医療センター・神戸赤十字病院
脳神経外科
会長 原 淑恵